【完全ガイド】Instagramキャンペーンの実施方法から注意点、成功事例をご紹介!
最終更新日:2025-05-16作成日:2021-05-20
Instagramキャンペーンは、ブランド認知度の向上、エンゲージメントの促進、フォロワー獲得、そして最終的には売上向上にもつながる強力なマーケティング手法です。しかしながら、
・成功させるコツは何か
・注意すべき点はあるのか
といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Instagramキャンペーンを初めて企画・運用する方向けに、キャンペーンを成功させるために必要な情報を完全ガイドとして詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。
トライバルメディアハウスは「Instagramアカウントをどのように運用したらいいか分からない」「アカウントの役割や効果測定に悩んでいる」企業をご支援しています。Instagram運用にお困りの方はお気軽にご連絡ください。
Instagramキャンペーンとは?
Instagramキャンペーンとは、企業やブランドがInstagramプラットフォーム上で行う販売促進活動やプロモーション施策全般です。特定の目的(例: フォロワー増加、ブランド認知度の向上、商品購入の促進など)を達成するために、期間限定でユーザーにキャンペーン参加を促し、景品の提供などを行います。
Instagramキャンペーンを実施するメリット
Instagramキャンペーンは、企業にとって多くのメリットをもたらします。
ブランド認知度の向上
キャンペーンを通じて、より多くのユーザーにアカウントや商品・サービスを知ってもらう機会が増えます。特に、シェアやタグ付けを促すキャンペーンは情報拡散効果が高くなります。
フォロワーの獲得
「フォロー」をキャンペーンへの参加条件に含めることで、効率的に質の高いフォロワーを獲得できます。キャンペーンをきっかけに、長期的なファンになってくれる可能性もあります。
エンゲージメント率の向上
いいね数・コメント数・シェア数・保存といったユーザーのアクション(エンゲージメント)を促進します。エンゲージメントが高まると、Instagramのアルゴリズム上有利になり、投稿が表示されやすくなる効果も期待できます。
ユーザー生成コンテンツ(UGC)の創出
ハッシュタグキャンペーンを実施することで、ユーザー自身が商品やサービスに関する投稿(UGC)を作成・発信してくれます。これは信頼性の高い口コミとなり、他のユーザーの購買意欲を高める効果があります。
UGCについてはこちらの記事を参考にしてください。
UGC(User Generated Content)は、消費者の信頼を得ながらブランド認知や購買促進につなげる強力なマーケティング手法です。本記事では、UGCの意味や種類、企業の成功事例、導入時の注意点を解説します。SNS時代に欠かせないUGCを効果的に活用し、ビジネス成長につなげましょう。
商品・サービスの販売促進
キャンペーンを通じて商品やサービスへの関心を高め、Webサイトへの誘導や直接的な購買につなげることができます。
低コストでの実施可能性
テレビCMや大規模な広告と比較して、企画次第では比較的低コストで実施できる点も魅力です。
Instagramキャンペーンの種類
Instagramキャンペーンにはさまざまな形式があり、目的やターゲット、商材に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。代表的なキャンペーンの種類をご紹介します。
1.フォロー&いいね!型
フォロー&いいね!型は最も手軽に実施できる基本的なキャンペーンです。ユーザーはアカウントをフォロー、投稿にいいね!を することでキャンペーンに参加できます。キャンペーンを実施するアカウントはフォロワーの増加が期待できます。
日々の運用だけでアカウントのフォロワー数を短時間で劇的に増やすことは難しいため、このフォロー&いいね!型でキャンペーンを実施してフォロワー数を増やす事例が多くあります。
一方で、参加ハードルが低くフォロワー数が増えやすい反面、アカウントのターゲットではない方がフォローする可能性があるため、ターゲットに絞ったキャンペーン内容を設計するのが望ましいです。
目的 | ・フォロワー獲得 ・ブランド認知度向上 |
参加方法 | ・アカウントのフォロー ・指定されたキャンペーン投稿への「いいね!」 |
メリット | ・ユーザーにとって参加のハードルが低い ・比較的短期間でフォロワー数といいね!数獲得が見込める |
デメリット | ・ターゲット層ではないフォロワーが増える可能性がある ・キャンペーン後のフォロー解除やエンゲージメント低下につながる可能性がある |
▼フォロー&いいね型のキャンペーン例
2.フォロー&コメント型
フォロー&コメント型はフォローに加えて、コメントをすることで参加できるキャンペーンです。
いいね!ではなくコメントをしてもらう必要があるため、キャンペーンへの参加ハードルはフォロー&いいね!型より高まりますが、いいね!よりもエンゲージメントが高まりやすく、コミュニケーションが生まれやすいです。
また、アカウントのフォロワーやファンによるコメントや口コミといったUGCが、フォロワー以外のユーザーの目にも触れることで、ブランド認知につながります。
目的 | ・フォロワー獲得 ・エンゲージメント向上 ・UGCの収集 |
参加方法 | ・アカウントのフォロー ・投稿へのいいね! ・指定されたテーマに関するコメント |
メリット | ・いいね!のみよりもユーザーの能動的な参加を促すことができる ・コメントを通じてユーザーとのコミュニケーションを図ることができる ・ユーザーの意見や感想(インサイト)を収集できる場合がある |
デメリット | ・いいね!のみのキャンペーンより参加ハードルが少し上がる ・コメント内容を管理・確認する手間がかかる ・関係のないコメントやスパムコメントがつく可能性がある |
▼フォロー&コメント型のキャンペーン例
3.ハッシュタグ投稿(UGC活用)型
応募条件として、フォローに加えて特定のハッシュタグをつけて写真や動画を投稿してもらうキャンペーンです。フォロー&いいね!、フォロー&コメントのキャンペーンと比較して格段に参加ハードルは高くなりますが、UGCが増えることで、新規のユーザー層のリーチ獲得が見込めます。
キャンペーンの内容次第で、フィード投稿か24時間で表示されなくなるストーリーズを選択するのもひとつの手段です。写真・動画のコンテスト形式でハッシュタグ投稿と組み合わせるキャンペーンも有効です。
目的 | ・UGCの創出 ・ブランド愛の向上 ・エンゲージメント向上 ・商品利用の促進 |
参加方法 | ・アカウントのフォローと、指定のハッシュタグをつけて、テーマに沿った写真や動画を投稿 (例)#(ブランド名)のある生活 #(商品名)使ってみた など ・コンテスト形式の場合は、審査員やユーザー投票によって受賞者を決定します |
メリット | ・フォロワーによる質の高い投稿が集まりやすい ・リアルな口コミが広がりやすく、信頼性が高いプロモーション効果が期待できる ・ユーザーの意見や感想(インサイト)を収集できる場合がある ・ブランドイメージ向上に貢献するコンテンツが得られる ・フォロワーの創造性や参加意欲を刺激することができる |
デメリット | ・参加へのハードルが高い ・他のキャンペーン形式にくらべて、参加者数が少なくなる可能性がある ・投稿されるコンテンツの質にばらつきが出る ・不適切な投稿やキャンペーンに関係ない投稿がされるリスク管理が必要 |
▼ハッシュタグ投稿型のキャンペーン例
4.インスタントウィン(即時抽選)型キャンペーン
参加するとその場ですぐに抽選が行われ、当落結果がわかるキャンペーンです。短期間で多くのフォロー獲得や話題性の喚起が期待できます。専用ツールの導入が必要になる場合があります。
目的 | ・大量の参加者獲得 ・話題性の喚起 ・短期間での成果達成 |
参加方法 | ・フォローやいいね!コメントなどのアクション ・Webサイトやツールでエントリー |
メリット | ・すぐに結果がわかるため、フォロワーの参加モチベーションが高い ・ゲーム感覚で参加できる ・キャンペーン期間中の盛り上がりを演出しやすい |
デメリット | ・専用のツールやシステムの導入が必要になることが多く、コストがかかる ・景品内容や当選確率によっては、景品表示法に注意が必要となる ・その場限りの参加となりやすく、長期的なエンゲージメントに繋がりにくい場合がある ・景品目的の参加者が集まりやすい傾向がある |
その他のキャンペーン
上記4つのキャンペーン以外にも以下のようなキャンペーンがあります。
- クイズキャンペーン:ブランドや商品に関するクイズを出題し、正解者の中から抽選で景品をプレゼントする形式のキャンペーンです。
- リールでのキャンペーン:リール動画の作成や特定の音源利用を促すキャンペーン。トレンドに乗ると大きな拡散が期待できるが、動画編集スキルが必要で参加ハードルは高くなります。
これらの種類を組み合わせる(例: フォロー&ハッシュタグ投稿)ことも可能です。キャンペーンの目的、ターゲット層、予算、そして各形式のメリット・デメリットを総合的に考慮して最適な形式を選ぶことがポイントです。
Instagramキャンペーンの実施方法
Instagramキャンペーンを実施する際は、以下のステップで行います。
1.目的とKPIの設定
まずは、キャンペーンの目的とKPIを整理しましょう。
目的によって、キャンペーン内容や実施方法、効果測定の方法が変わるため、キャンペーン実施において目的の整理はとても重要です。
2.ターゲット層の決定
どのようなユーザーにキャンペーンに参加してほしいのか、ターゲット層を明確にします。年齢、性別、興味関心、ライフスタイルなどを考慮し、ターゲットに響く企画内容や景品を選定します。
3.キャンペーンの種類と形式の選定
設定した目的とターゲット層に最も効果的なキャンペーンの種類を選びます。予算や実施期間、運用リソース、そして各形式のメリット・デメリットも考慮して決定しましょう。
4.景品内容の選定
景品はキャンペーンの魅力を左右する重要な要素です。ターゲット層が「欲しい!」と思うもの、かつ自社ブランドや商品と関連性のあるものを選びましょう。予算内で用意できるか、発送は可能かなども考慮します。景品表示法に抵触しないよう、価格設定にも注意が必要です。詳細は後述します。
5.実施期間の設定
キャンペーンの開始日と終了日を決定します。短すぎると十分に情報が広まらず、長すぎると参加者のエンゲージメント率が下がってしまう場合があります。一般的には1週間~1ヶ月程度が目安ですが、キャンペーン内容や目的に応じて調整しましょう。
6.応募規約・ルールの作成
トラブルを避けるため、詳細な応募規約を作成しましょう。
主に以下の項目について考えておく必要があります。
- キャンペーン名称
- 応募期間
- 応募資格(年齢制限、国内在住など)
- 具体的な応募方法
- 景品内容と当選者数
- 当選者発表方法、発表時期
- 景品の発送方法、発送時期
- 注意事項(非公開アカウントは対象外、複数アカウントでの応募禁止など)
- 個人情報の取り扱いについて(プライバシーポリシー)
- 免責事項(Instagramの後援・支持・運営ではないことの明記)
- 問い合わせ先
- 景品表示法に関する記載(※必要な場合)
7.クリエイティブ(画像・動画・テキスト)の作成
次に、告知を行うためのクリエイティブを作成します。参加者を増やすためには魅力的な画像や動画、キャンペーン内容が一目でわかるようなテキスト、キャッチコピーが重要です。また、UGCを発生させやすいハッシュタグの選定も工夫しましょう。
8.キャンペーンの告知・拡散
作成したクリエイティブを使って、Instagramのフィード投稿、ストーリーズ、リールなどでキャンペーン開始を告知します。告知は一度だけでなく、期間中に複数回のリマインド投稿を行うと効果的です。
他のSNS、自社Webサイト、メールマガジン、店頭POPなども活用して多角的に告知することで、リーチの最大化を図ることができます。
予算に余裕がある場合は、広告を掲載し、ターゲット層に直接キャンペーン情報を届けるのも有効な手段の一つです。
9.キャンペーン期間中の運用
キャンペーンが開始されたら、参加者からのコメントやDM(ダイレクトメッセージ)に対応します。不正な応募や悪質なコメント、応募規約に違反している投稿などがないかを監視し、必要に応じて対応します。
中間報告として、盛り上がり状況などをストーリーズでシェアするとさらに参加者のエンゲージメントを高めることができます。
10.当選者の選定・発表
応募期間終了後、事前に定めた方法(抽選、審査など)で公正に当選者を選定します。抽選の場合は、専用ツールなどを利用すると効率的です。
当選者にはDMで連絡を取り、景品発送に必要な情報(氏名、住所、電話番号など)を確認します。期限内に返信がない場合の対応も決めておきます。
当選者の発表は、ストーリーズや投稿で行うのが一般的ですが、個人情報保護の観点から、当選者アカウント名の一部を隠すなどの配慮が必要です。またDMでの連絡のみで、公表はしないケースもあります。
11.景品の発送
当選者から得た情報に基づき、速やかに景品を発送します。丁寧な梱包やメッセージカードを添えるなど、顧客体験を高める工夫も有効です。
12.効果測定とレポート作成
キャンペーン終了後、事前に設定したKPIに基づき効果測定を行います。
- フォロワー増減数
- エンゲージメント数(いいね!・コメント・保存・シェア)
- リーチ数・インプレッション数
- ハッシュタグ投稿数(UGC数)
- Webサイトへの流入数 など
分析結果を元に、次回のキャンペーン企画に活かしましょう。
【重要】Instagramキャンペーン実施における注意点
Instagramキャンペーンは効果的な手法ですが、実施にあたってはいくつかの重要な注意点があります。これらを守らないと、アカウント停止のリスクや法的な問題に発展する可能性もありますので、実施前には必ず確認しましょう。
Instagramのプロモーションガイドライン遵守
Instagramはキャンペーン等のプロモーション実施に関するガイドラインを定めています。必ず事前に確認し、遵守しましょう。主なポイントは以下の通りです。
・免責事項の記載
Instagramがキャンペーンの後援、支持、または運営に関与していないことを明確に記載します。
・正確なタグ付け
コンテンツに誤ったタグ付けをしない、またユーザーにも誤ったタグ付けを促さないようにしましょう。
・キャンペーンルールの明示
応募資格、応募方法、賞品、期間など、キャンペーンの公式ルールを明確に定めます。
たとえば、「フォロワーが自動的にキャンペーンに応募したとみなす」ようなキャンペーンは禁止とされています。応募資格を満たしたユーザーが、自らの意思でコメントやいいね!などのアクションを行うことで、キャンペーンに参加したとわかるようにする必要があります。
・法令遵守
キャンペーンが適用される法律や規制(登録、必要な許認可の取得など)に従って運営する必要があります。
参照元:Promotion Guidelines | Instagram Help Center
Instagramのコミュニティガイドライン遵守
プロモーションガイドラインとあわせて、コミュニティガイドラインも必ず確認し、守りましょう。キャンペーン主催者として確認しておくべき主なポイントは以下です。
・いいね!やフォローの見返りに金品の配布を行わない
コミュニティガイドラインによると、いいね!やフォロー、コメントを含むやり取りの見返りに、金銭や金券など配布を申し出ることは禁止しています。たとえば、以下のようなキャンペーンです。
例:「フォローしてくれた方の中から抽選で10名に1万円プレゼント!」
例:「ハッシュタグをつけてコメントすると1万円分のギフトカードが当たる!」
そのため、製品、サンプル、体験など、景品の内容が金銭や金券などの現金および現金同等物にあたらないものを選びましょう。これらの内容であれば、フォローやコメントが条件であっても、現行のガイドライン違反にはなりません。
ただし、薬物や医薬品、アルコール、タバコおよび関連製品などの製品には条件があるため、ガイドラインをよく読んで違反にあたらないか確認する必要があります。
参照元:Restricted Goods and Services | Transparency Center
・ユーザーの投稿を無断で転載しない
投稿者の許可なく、写真や動画を他のアカウントや媒体で使用する行為は法律で禁止されています。具体的には投稿をそのまま再投稿することや、加工して再利用することなどです。
たとえば、ハッシュタグキャンペーンとしてフォトコンテストを実施する場合、中間報告や結果発表などでユーザーの投稿写真などを紹介する場合には、必ず投稿者本人に許可をとる必要があります。
そのほか著作権に関する内容はガイドラインをご確認ください。
参照元:Community Guidelines | Instagram Help Center
景品表示法の確認
Instagramのキャンペーンは、フォロー&いいね!やユーザーの投稿のみで参加といった応募条件が一般的ですが、商品・サービスの購入も条件に加える場合があります。この場合、提供する景品の金額に価額によって、「景品表示法」の規制対象となる可能性があります。
景品の規制には「一般懸賞」や「共同懸賞」などがあり、提供できる景品の最高額や総額に上限が定められていますので、このようなキャンペーンを打ち出す場合は、景品表示法を必ず確認しましょう。
フォロー&いいね!のみ、といった商品・サービスの購入を伴わずに参加できるキャンペーンの場合の景品は「オープン懸賞」といわれ、景品額の上限はありません。
しかし、景品が著しく高額な場合はその他の規定やInstagramのガイドラインに抵触する可能性があります。「自社のキャンペーンがどの種類に該当するか」や「景品額の設定が適切かどうか」など不安な場合は、専門家や自社の法務部などに確認しましょう。
参照元:景品規制の概要 | 消費者庁
個人情報の取り扱い
景品の発送が必要な場合、住所や氏名、電話番号といった個人情報の取得が必要です。当選者から取得した個人情報は、景品発送以外の目的では使用せず、適切に管理・保護する必要があります。個人情報の保護に関する法的要件を遵守し、プライバシーポリシーや応募規約に個人情報の取得、利用、保管、共有に関する内容を明示しておきましょう。
そのほか、Instagramの利用規約や開発者ポリシーにも準拠した内容で設計することも重要です。
Instagramキャンペーンの6つのお悩みと解決策
ここからは、Instagramキャンペーンを実施するなかで寄せられるお悩みと解決策を6つご紹介します。
1.フォロワー数が増えない
まずは、フォロワー以外のリーチを増やすための広告運用や投稿のハッシュタグ選定(※2)ができているかどうかを確認しましょう。予算が潤沢ではなく、広告を運用しない場合は、フィード投稿のリーチを少しでも増やすためのハッシュタグ選定が推奨されます。
キャンペーンの型は前述のとおり、「フォロー&いいね!型」や「フォロー&コメント」が適しています。前者は比較的増えやすい一方で、後者は内容次第で参加ハードルが高く、フォローにつながりづらい可能性もあります。
コメント型の場合は、コメントしやすい内容にするほか、投稿にコメントの例を書いたり、選択肢を与えたりすることで参加しやすくなります。
2.キャンペーン参加数が少ない
プレゼントキャンペーンの場合は、キャンペーンのターゲットが参加したくなるような商品を選べているかどうかを確認しましょう。
また、当選数を増やすのも効果的です。たとえば、「3名さまへプレゼント」よりも「30名さまへプレゼント」の方が当選確率が高いように感じることもあります。
もしくは、フォロー&コメントやフォロー&投稿型のキャンペーンではなく、フォロー&いいね!型のキャンペーンやインスタントウィン型のキャンペーンにして、参加ハードルを下げてみましょう。
3.企業側の期待とユーザーの投稿内容が違う
ハッシュタグキャンペーンを実施して、期待していたUGCが生まれない場合は、キャンペーン内容を見ただけで投稿するイメージが湧くかどうか、商品やサービスがなくても投稿できる設計になっているかどうかを確認しましょう。
ハッシュタグキャンペーンを設計する際は、ソーシャルリスニングなどを活用し、すでに同様の投稿があるかどうかを確認するのもポイントです。
また、キャンペーンが始まる前に、インフルエンサーやアンバサダーからお手本となる内容を投稿してもらうのも有効です。
4.懸賞好きアカウントの参加が多くなってしまう
「フォロー&いいね!型」や「フォロー&コメント型」は参加ハードルが低いことから、懸賞好きアカウント(※3)による参加が増える傾向にあります。
いいね! やコメントに加えて「投稿すると当選率が上がる」などの設計にすると、よりターゲットに近いユーザーの参加も期待できます。
また、ターゲットユーザーと合ったメディアと一緒にキャンペーンを実施するのも効果的です。キャンペーン内容をメディアと設計することで、ターゲットやメディアのフォロワーに刺さりやすいクリエイティブで実施することができます。
5.キャンペーンが十分に盛り上がらない
キャンペーンが期待したほど盛り上がらない場合は、キャンペーンとのシナジーを狙い、キャンペーン期間中にインフルエンサーを起用するのも効果的です。
キャンペーンのターゲットにあったインフルエンサーを起用し、キャンペーンでプレゼントする商品を提供、投稿してもらうことで、ターゲットは商品を見る機会が増え、商品の認知および期待値を上げて参加ハードルを下げることにつながります。
インフルエンサーマーケティングについてはこちらの記事も参考にしてください。
インフルエンサーマーケティングの基礎から実施のステップ、費用対効果の考え方や活用事例などを幅広く解説します。
6.キャンペーンサイトを作ったが、PV数が増えない
キャンペーンサイト自体を告知する施策(ストーリーズ投稿や広告運用など)を実施しない限り、キャンペーンサイトのPV数が大きく増えることは少ないため、キャンペーンサイトのPV数をKPIに設定することはおすすめしません。
また、Instagram投稿だけでキャンペーン告知から申し込みまでを完結できることから、キャンペーンサイトは必ずしも必要ではありません。投稿で表現しきれないキャンペーンの詳細や実施背景をターゲットに訴求したい場合は用意するといいでしょう。
キャンペーンサイトを用意することで、キャンペーンの信用性を担保できたり、期待値を上げることもできるため、実施する企業の規模やポジション、キャンペーン内容次第で検討するのが望ましいです。
Instagramのキャンペーンで最も重要なこと
今回は、Instagramキャンペーンの実施の流れや目的、キャンペーンの型、6つのお悩みについてご紹介しました。
キャンペーンを何のために行うのか、キャンペーンを実施して何を得たいのかによって、さまざまな方法を選択できるため、一番重要なのは目的を明確にすることです。
トライバルはInstagramキャンペーンだけでなく、アカウントの戦略策定から運用のご支援、効果測定まで幅広くご支援しています。キャンペーンやアカウント運用にお悩みの方は、以下より気軽にお問い合わせください。
Instagramの特性を踏まえ、戦略立案から実施、効果測定まで行います。
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