Instagram戦略策定や運用、プロモーションを支援。潜在層から顕在層、既存顧客の好意度向上、つながり強化に
TOTO株式会社TOTO株式会社(以下、TOTO)は「水まわり住宅総合機器メーカー」として、トイレやバスルーム、システムキッチン、洗面化粧台など、住宅の水まわりの商品を提供しています。
当社は、2021年9月から同社のInstagramアカウント(@totoltd_official)の戦略策定、運用、広告出稿、プロモーションなどを幅広くご支援しています。
支援内容や成果についてプロジェクトを担当する当社 PMの佐藤、ディレクターの伴、里村同席のもと、TOTOの広告宣伝を担うメディア推進部の後藤さま、藤原さまにお話を伺いました。
※所属は2024年10月時点のものです。
課題ー消費者との接点の場をつくる
ーーご支援を開始する前、どのような課題をお持ちになっていたか教えてください。
藤原さま:2021年頃、ショールームでお客さまが商品選定をする際に、TOTO商品が使われた事例をInstagramを見せながら伝えてくださっていることがわかりました。その頃から社内でSNS活用の重要性が言われ、Instagram運用を開始することに決めました。
トライバルメディアハウスさんには、目的やターゲット、コンテンツの内容などを決めるところから依頼し、UGCなどのユーザー投稿だけでなく公式としてもコンテンツを充実できるようにしたいと考えました。
佐藤:当社をFacebook Japan社とのつながりが強く知見が豊富であると評価いただき、この度の取り組みが開始しました。
取り組みーInstagram戦略策定・運用支援
ーー戦略策定ではどのような内容をご提案しましたか。
佐藤:戦略策定はコミュニケーション戦略、アカウント戦略、運用方針の策定という3ステップに分け実施しました。コミュニケーション戦略ではまずInstagram運用で叶えたいことや課題を整理し、SNSを活用する際のポイントやInstagramで目指すべきコミュニケーション方針についてお伝えしました。
次に、ターゲットについて検討するためTOTOの商品の潜在層・顕在層についてペルソナを描き、特に注力する戦略的ターゲットを選定。その方々に運用を通じてどのような変化を期待するかを定義し、コミュニケーションコンセプト、KGI・KPIについてご提案しました。
アカウント戦略では、コミュニケーション戦略をもとに具体的にどのような運用を行うかを決めるため、コンテンツとカテゴリー設計を行います。フィードとストーリーズそれぞれの投稿内容を提案し、活用するハッシュタグやアカウントのプロフィールについても重ねて設計しました。
運用方針は、投稿の企画から投稿までのステップ、スケジュールについての認識を合わせ、投稿デザインやストーリーズのハイライトに残す際のアイコンについてなどを細かくすり合わせました。
伴:戦略策定をもとにした支援が3年続いていますが、現在も毎月投稿のご提案、制作、広告、効果測定を実施しています。反響の多かった投稿は以下の事例です。

伴:また、不定期でキャンペーンを実施しアカウントの活性化を図ったり、フォロワーの実態把握やアカウント評価を目的に年に一度フォロワー調査を実施したりしています。
藤原さま:2023年に実施したフォロワー調査では、フォロワーに商品を利用する既存顧客がいること、説明書などに書いている商品の細かい内容も知りたいと思ってくださっていることなどがわかり、運用に活かすことができています。
成果ー好意度向上、お客さまとのつながり強化に
ーーInstagramを運用してよかったことを教えてください。
藤原さま:お客さまと直接つながれることがInstagramの良さと感じており、どういうことを感じて、考えているのかを知ることができ、ありがたく思っています。既存のお客さまのコメントやUGCが検討層に刺さるとも感じているため、そうした声をより引き出し、盛り上げていく運用を行いたいです。
佐藤:フォロワー数は運用開始から8万人ほど増加し(2024年10月時点で約9万人)、投稿のエンゲージメント率は安定的に高く推移しています。双方向コミュニケーションによるエンゲージメントの強化を狙ったインスタライブは高い視聴維持率とコメント数を獲得し、日々の投稿にも長文のコメントをいただけるなど、TOTOアカウントへの好意度や熱量の高さは他社と比べても高い傾向にあると感じています。
ーー当社の支援に対する評価はいかがでしょうか。
藤原さま:トライバルメディアハウスの支援なくして、ここまでフォロワーを増やした運用を行うことはできなかったと思っています。毎月の効果測定レポートで投稿内容の分析や「勝ちパターン」を提示してもらえるため、PDCAを回しながらよりよくできていると実感しています。
後藤さま:社内でのInstagramアカウントの存在感や評価も高まっています。ライブ配信やリール投稿に対する感想、投稿ネタの提供など、社内でInstagramの話題が上がり、重要視されてきました。
ーー最後に今後Instagramを通じて実現したいこと、当社に期待していることがあれば教えてください。
藤原さま:消費者の方がリフォームをしたいと思ったときに想起される会社になることを目指しています。検討層だけでなく、まだリフォームを考えていない潜在層へのアプローチを通じて、長くTOTOを好きになっていただけるようInstagramを運用していきたいです。
後藤さま:池田さんの書籍『売上の地図』を引用し、目指す姿を「ゆるやかに長期間、身近にお客さまとつながり続け、必要なときに(リフォーム時に)第一想起してもらえる存在になる」としました。これからもInstagramアカウントを成長させていきたいと思っています。
佐藤:ありがとうございます。Instagramを通じてつながり続け、TOTOをもっと好きになってもらえるようなご支援を今後も継続させていただければと思います。引き続きよろしくお願いします。

スタッフリスト
PM:佐藤未来
ディレクター:伴真里奈、里村かおり
サービスのご案内
本ページに記載したのは一例です。トライバルメディアハウスはソーシャルメディアマーケティングの知見をもとに、マーケティングをご支援します。まずは遠慮なくお問い合わせください。
お問い合わせOverview
- クライアント
- TOTO株式会社
- 業界
- 建設・住宅
- 期間
- 2021年9月~
- 当社を選んだ理由
- Facebook Japan社とのつながりが強く知見が豊富であるため
- 支援内容
- Instagramアカウントの戦略策定、運用、プロモーション、効果測定、フォロワー調査
- 成果
- TOTOアカウントへの好意度向上、ならびにTOTO社内におけるInstagramの存在感や評価が高まった
その他の
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