実績紹介

『マーケティングつながる思考術』勉強会とワークショップを実施、事業部との連携円滑化へ

株式会社LIXIL
実績のポイント
  • 書籍『マーケティングつながる思考術』をもとにした勉強会とワークショップを実施
  • 目的は商品事業部とマーケティング部門がマーケティングの原理・原則を理解し、診断と処方を合わせることの重要性を理解すること
  • ワークショップでは5つのステップを設け、最終的に代理店に向けた与件整理ができるように設定

株式会社LIXILは、住まいの水まわり製品と建材製品を開発、提供するグローバル企業です。

当社のモダンエイジ事業部は、2024年9月に当社代表 池田が執筆した『マーケティングつながる思考術』(翔泳社)をもとにした勉強会とワークショップをご支援しました。

株式会社LIXIL マーケティング部門 商品コンテンツマネージメント統括部 UX Strategy&Design部の部長を務めるマイク高橋さまに、本プロジェクトのPMを担当したモダンエイジ事業部 栗原健也と一緒にご支援にいたる背景や実施内容について伺いました。

※所属:2024年11月時点

課題ー事業部と円滑に連携するための土壌づくり

ーーご支援に至った経緯を教えてください。

マイクさま:くりけん(栗原の愛称)から献本してもらった『マーケティングつながる思考術』を読んで、トライバルメディアハウスへの印象が変わったんです。ソーシャルメディアを強みに持つ広告代理店と思い、これまでは主に出稿媒体やプロモーションの相談をしていたのですが、書籍にはマーケティング全体のことが書かれていました。

基礎や考え方のイロハもそうですが、自身がおかしいと思っていたことがおかしいと書かれていましたし、すでに書籍を読んでいたという当社の社員も「とてもよかった」と言っていました。本のコンセプトをもとに一緒に企画をすれば、SNSアカウントの運用にも活かせる、社員のスキルアップにもなると感じたので、くりけんに声をかけました。

栗原:その後、マイクさんに当社のオフィスにお越しいただき、3時間ほどご相談の機会をいただきましたね。

マイクさま:いろいろと話した結果、『マーケティングつながる思考術』をもとにした勉強会とワークショップを企画しました。勉強会だけだと外部セミナーに聴講することと変わらないと感じたため、勉強会で得たことをラップアップし、ワークショップでアウトプットすることまでをプロジェクトのスコープとすることになりました。

ー当時、部署にあった課題としてはいかがでしたか。

マイクさま:事業部から「広告を出したい」などの相談を受けることがあるのですが、私たちもリソースが潤沢にあるわけではないため代理店を紹介していました。そうすると事業部と代理店だけでは話がうまくまとまらず、私たちに再度相談がくるというもどかしさがあったんです。

マーケティング課題に対して選ぶ手法が一辺倒となり、部分最適になることで成果がうまく出ないうえに、そもそもの目的やターゲットについて追求していくとなかなか進まない。この状況を打開し、事業部が仕事を依頼しやすくする、私たちも仕事を受けやすくするための土壌を整備する必要性を感じていました。

取り組み|『マーケティングつながる思考術』勉強会・ワークショップ

ーそうした背景をふまえ実施した勉強会とワークショップについて、内容を教えてください。

栗原:勉強会では当社代表の池田より、LIXILさまに合わせた『マーケティングつながる思考術』についてお話ししました。勉強会のゴールは「マーケティングの原理・原則を理解し、診断と処方を合わせる重要性を理解すること」に置き、よくある医療ミス(※)やLIXILさまがBtoB、BtoCそれぞれで取り組むべき6つのことなどをご説明しました。

※『マーケティング「つながる」思考術』では、マーケティング担当者が行う問題や課題の整理(診断)と、課題解決のために行う施策(薬の処方)が失敗することを「医療ミス」と言い換えています

診断と処方のマトリクス

勉強会資料より抜粋

ワークショップでは5つのステップを設け、医療ミスにたとえて問診票を用意。「患者の症状をインプットする」「症状の重さを診断する」「薬を処方する」「問診票を作成する」と、最終的に代理店に向けたブリーフィングが作成できる(与件整理ができる)ようにしました。

ワークショップのステップ

ワークショップ資料より抜粋

ー実施後、社内の反響や課題への影響はどのように捉えていますか。

マイクさま:前例のない取り組みだったということもあり、実施してなにかが大きく変化したとは言い難いのですが、将来に向けた種まきとしてやってよかったと思っています。

一方、事業部の若手社員が多く参加してくれたのですが、決定権がある社員にはあまり参加してもらえなかったため、課題としていた土壌整備への影響力は弱い可能性があるとも感じています。

栗原:ご参加いただいた方からの満足度は高かったのですが、当社も一度の開催だけ解決することは難しいと考えています。俯瞰してマーケティング業務に取り組むには、継続的にインプットとアウトプットをする必要があるためです。

今後はご支援させていただいている他のプロジェクトの中でも “思考法” のオンボーディングができるようにご支援しつつ、またこうした勉強会の機会もぜひいただきたいです。

最終的にはLIXILの皆さまが「やるべきこと」と「やらなくていいこと」を選別し、本質的なマーケティングへの投資ができるように伴走させていただければと思います。引き続きよろしくお願いします。

左からUX Strategy&Design部の皆さま、当社栗原

スタッフリスト

PM:栗原健也
ディレクター:岩花佑太、菅野勇太

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Overview

クライアント
株式会社LIXIL
業界
建設・住宅
期間
2024年9月
支援内容
『マーケティングつながる思考術』勉強会、ワークショップ
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