2013/03/05

【特集】 面白い切り口の都道府県プロモーション事例まとめ

都道府県のプロモーションがソーシャルメディア上で話題になることが増えてきました。従来は、地方の歴史や観光スポットを伝えるためのプロモーションがほとんどだったのが、最近は、いかに人々に「愛される」県や市になれるかを目指すプロモーションに変わってきているように思えます。

そこで、今回の特集では、話題になった都道府県のPR事例をまとめてみました。今後、PR施策を企画する際のアイディアのヒントになれば幸いです

①:【香川県】:うどん県。それだけではない香川県

参考URL: http://www.my-kagawa.jp/udon-ken/

俳優の要潤さんが県の副知事に就任し、香川県を「うどん県」に改名する記者発表が話題を呼んだ香川県のPR事例です。「香川=うどん」という訴求軸を前面に押し出したPR戦略の結果、「うどん県」は2012年の流行語・新語大賞にノミネートされるほど浸透していきました。

ただ、「香川=うどんだけ」という印象も同時に与えしてしまう結果になったので、今後は「うどん県、それだけではない香川県」というキャッチコピーのもと、うどん以外の魅力も伝えていく方向にシフトしていっているようです。

②:【広島県】:おしい!広島県・おしいは、おいしいの一歩手前。

参考URL: http://oc-h.jp/

このPRでは、「おしい!広島県」をキャッチコピーとして、広島県の豊富な観光資源が全国的にあまり知られていない「おしい」状況を打破し、たくさんの人が広島県を訪れることで「おしい!」が「おいしい!」に変わることを目指しているそうです。

また、芸人の有吉さんが広島県観光大使に就任し、広島県を「おしい県」と任命するなど、明らかに香川県のプロモーション施策をオマージュしており、ムービーの中には「うどん県」の要潤さんも出演しています。

③:【岡山市】:伝説の岡山市。

参考URL: http://den-oka.jp/teaser/

2013年の1月29日に岡山市の髙谷市長が記者会見にて、岡山市を「桃太郎市」に改名し、新しいキャッチコピーとして「おしい!桃太郎市」を宣言するという明らかに香川・広島のプロモーション施策をネタにしたニュースが流れました。そして、事の次第を確かめに桃太郎市のWebサイトを見に行くと、非常に怪しい(微妙にリアル)サイトができあがっており、「これは一体?」とソーシャルメディア上で大きな話題を呼びました。

その後、2月1日になると、岡山市から同市のPR事業を邪魔するために、鬼が髙谷市長を操って偽の発表をしてしまったと謝罪のニュースを発表し、改めて岡山市の本物のプロモーションサイトをオープン。鬼に操つられていたという前代未聞なオチで最後を締めたプロモーションのティザー施策でした。現在は、「あなたの知らない伝説が、岡山にある。」というキャッチコピーのもと、私立探偵が岡山の魅力を解き明かしていくストーリーのPR施策を展開しています。

伝説の岡山市 Webサイト:http://den-oka.jp/

④:【山口県】:島耕作が社長に就任!株式会社おいでませ山口県

参考URL: http://www.oidemase.or.jp/company/

山口県が観光部門を民営化して会社を設立するという架空の設定をつくり、その会社の初代社長に人気漫画シリーズの主人公・島耕作が就任というプロモーション施策です。「島耕作」シリーズの作者の弘兼さんが岩国市の出身ということもあり実現したようです。

観光客を株主と見立て、観光にお得な「株主様ご優待券」を発行したり、「食べちょる課」や「楽しんじょる課」などを設立して、地域の物産や観光スポットの紹介なども行っています。今後、島耕作がどのような経営手腕を発揮するのか非常に楽しみです!

⑤:【石川県/加賀温泉郷】:レディー・カガ

参考URL: http://www.ladykaga.me/

あの超大物アーティストの名前をダジャレとして活用した石川県加賀温泉郷のPR施策です。「レディーカガ」とは、温泉郷で働く温泉旅館の女将や仲居、飲食店従業員など約100人の女性で結成されたグループだそうです。このPRは、2014年の北陸新幹線開通に際して、首都圏からの観光客増加を狙った施策の一環として始まったようです。

「レディーカガ」の施策を告知するために制作した動画をYouTubeにアップしたところ動画再生回数が23万回以上の再生数を突破、英語版も3万回以上再生され大きな話題を呼びました。

⑥:【佐賀県】:THREE MINUTE TRIP TO SAGA

参考URL: https://www.pref.saga.lg.jp/web/movie/3MINURE_TRIP.html

佐賀県は県内の観光資源や特産品などの魅力を国内外にアピールするためにプロモーション映像を作成し、2012年2月14日から公式サイトやYouTubeで動画を公開しました。前例や固定観念にとらわれない “アバンギャルド”な精神性を佐賀県民は持っており、これからも常に挑戦していく地域であるとのメッセージが映像に込められているそうです。

製作スタッフのほとんどが佐賀出身のクリエイターで、特に音楽ファンの中で絶大な人気を誇る「ZAZEN BOYS」の向井秀徳さんが参加していることが大きな話題になり、ナタリーなどの音楽系ニュースサイトで数多く取り上げられました。佐賀県は、今後、このプロモーション映像を国内外でのコンベンションやレセプション等の場で、積極的に活用していくとのことです。

⑦:【長崎県/南島原市】:撮ってくれんね!南島原コンテスト

参考URL: http://www.totte-minamishimabara.jp/#section-2
Facebookページ: http://www.facebook.com/minamishimabaracity

南島原市の魅力を全国の人に知ってもらうために、南島原の魅力が伝わる写真や動画を募集し表彰する「撮ってくれんね!南島原コンテスト」のFacebookページが現在ファン数9万6000人を超え、全国の自治体が運営するFacebookページの中で1番のファン数を誇るFacebookページとなっています。(ちなみに南島原市の人口は約5万人なので、人口よりFacebookページのファンのほうが多い状況です)

ここまでファン数が増えた理由として、同市の広報課からは「市民や旅行者の方から応募される作品のレベルの高さ」と発表されています。また、コンテストに応募するために東京や北海道から同市を訪れたという人もいるそうで、知名度アップにとどまらず直接的な観光誘致にもつながったとのことです。

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